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一献で二度楽しめる盃
日本では縄文時代から酒器が作られていたと考えられています。
いつの世も人々は酒にたいする思いは熱く、多種多様な酒器が制作されてきました。
小さな盃に伴って瓢箪や松茸、法螺貝、蜜柑、烏瓜、茄子、胡瓜形の持ち手がほどこされています。実はこの持ち手には嬉しいからくりが隠されています。
持ち手の部分は中が空洞になっていて、内側で盃とつながっており、
これがいわばタンクのような役目を果たし、お酒を貯えることができるのです。
盃の酒を飲み干すと持ち手のタンク部分から、酒が流れ出てきます。
浅く小さな盃ですから「ちょっと、少ないな‥‥」と思いきや、
思いがけず、二杯分以上のお酒が楽しめるという趣向です。
江戸時代後期、膳所城下(滋賀県大津市)で焼成された、梅林焼です。
小田原伊兵衛が開窯し、一代で廃釜になりましたが、詳しくは分りません 
梅林焼として現代に伝世しています。他にも鮑型鉢や丸茄子型徳利、
松茸型の皿、貝尽くしの珍味鉢などがしられています。
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【2009/05/14 06:30】 | お茶事 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
奈良 西大寺大茶盛
南都七大寺の一つで、称徳天皇の勅願により、天平神護元年(765年)創建されました。
叡尊という人はとても学問にも秀でて、後深草、亀山、後宇多、
伏見の諸天皇より信頼され、律法の振興、廃寺の再建。
殺生の禁断、囚人の改心、救貧、施療、その他公益事業、
社会教化に大変な足跡をしるした人です。

大茶盛は、叡尊が延応元年(1239年)正月、
真言密教の秘法に菩薩流の歳首御修法を行って、
天皇安泰、万民豊楽を祈願し、16日の結願には、
八幡宮に献茶し、その時一般の方たちにもお茶を差し上げたのに始まります。
驚嘆に値する器具の大きかったのを使用したことに由来します。
爾来700余年、毎年4月15、16日、方丈の上段に八幡宮をお祭りし、
假りの山をつくり、松の枝に綿をちぎり雪景になぞらえ、
口径一尺一寸の大茶碗にお茶を点てお客様に斉しく飲んで、
一つの茶碗の味は一味の妙境を賞味するという趣向は、他に類を見ない茶事です。

【2009/04/22 11:44】 | お茶事 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
七事(しちじ)
・花月
  「花月百遍、おぼろ月」と言われ、お薄、五人が、全員飲む修練です。
・旦座(さざ)
   日常生活に必要な法で、花を生け、炭をし、香を焚き、濃茶薄茶を点てるものです。
・茶カブキ
   三種五服、客一同が飲み、詰めを当てるもの。
・廻り炭
   主、客共に順次炭をつぐ、うまくつぐ修練です。
・廻り花
   麗しい花も、元は無一物、自然に茶花を生ける。人の生けたものを、抜いて生ける。
・一二三 
   亭主が濃茶を点て、その出来、不出来の点をつける。
・数茶 
   客一同札を引き、札元が引いたものと合った者が、薄茶を飲む。煙草を吸ってもよい。


お茶の稽古をする時、ただ点前の稽古だけをすると、気分が沈滞します。
千畳敷に金張り付きのふすまの座敷で、お茶を点てるつもりで習うといいでしょう。

自然に自分で、会得するところがあり、極意を得ることが出来ると言われています。
次に、七事の作法は,多人数が寄り合って、一つになって行います。

細かく、規定されており、身のこなし、足の運び方など、注意が必要です。
稽古場も、七事の場合は、八畳敷きでします。
【2006/09/11 07:00】 | お茶事 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
珍味について
☆からすみ(唐墨)

赤目ぼらのはららごを製したもので、古来より有名なのは
佐賀、野母と長崎のがよく、その他、鹿児島、高知でも出来るそうです。
からすみは、二日酔いをさます効果があると言われ、酒を飲まれる方に
賞美されます。
ぼらは成長が早く、一年で21~24cm位になり「いな」という
二年以降「ぼら」という出世魚と言われ、祝いの時によく使われます。
赤目ぼらと白目ぼらが有り主として白目ぼらは内海に
赤目ぼらは外海で取れます。秋から冬にかけて身がしまり脂がのって美味です。

【2006/07/02 08:40】 | お茶事 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
お料理その5  湯とう(湯次)
かつては、おく土さんで、ごはんを炊いていたものですから、おこげが出来ていました。
汁は汁替えをしてだいたい2杯、ごはんはいくら食べても良いのですが、
常に一口ずつ椀に残しておきます。
つまり最後まで残っているごはんに、おこげに塩を一つまみいれて、
熱いお湯を注ぐと御茶漬のようなものが出来ます。それと漬物が一緒に出てきます。
これを「湯とう」と言い、このお湯でお椀なども洗い、全てのお椀を
懐紙で拭き、亭主にきれいにして返却する慣わしがあります。
食べ物を粗末にしないように、又、客は亭主へ、きれいにして返すと言うこれは、
禅宗から来た教えで、最後まで心遣いをしあいます。
そして、お箸を一斉に落とし、その音で戸を開けて亭主は中へ入り、順次膳を引きます。
その後、お菓子、仲立ち、そして炭をつぎ、濃茶薄茶と続きます。
【2006/04/04 09:20】 | お茶事 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
お料理その4  八寸
だいたい出たものを食べ終え、客は楽しい一刻を過ごした頃合を見て
亭主は八寸と酒を持って出てきます。
八寸とは、八寸四方の杉木地の盆に山のものと、海のものを、二種盛りにして
持ち出します。
やはり季節のもので、酒に合う珍味等の食材が好ましく、亭主は山のもので一通りお酒を
つぎまわり、海のものでは、千鳥のさかづきといって、その方の飲まれたさかずきを
「お流れ頂戴します」と言って一つのさかづきで、客、亭主、客、亭主と順次、回って行きます。
つまり、亭主は酒で客とのコミニケーションを深めます。
【2006/04/03 08:00】 | お茶事 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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