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沈香の分類
「六国五味」
煉香が宮中貴族に好まれたのに対し、香木は武士が好みました。
徳川家康は収集家でしたので徳川秘蔵の倉から出ております。
 六国(りっこく) 伽羅-  きゃ   ---ベトナム産
           羅国-  らこ   ---タイ
           真南賀- まなが  ---マレーシヤ、マラッカ
           真南蛮- まなばん ---インドネシヤ、マラバン
           南蛮=東アジアを指したことからの説もある
           佐曽羅- さそ   ---産地不詳
           寸門多羅-すもんだら---インドネシア、スマトラ

 五味(ごみ) =香りの種類
          甘い、苦い、辛い、酸(酸味)、鹹(かん、塩辛さ)
 沈水香木  =切って使用する
          沈香、桟(浅)香、黄熟香 
          沈香は底まで沈む、桟香は中間、黄熟香はその上の順に水に沈む。
          正倉院御物  蘭箸待(らんじゃたい)、紅塵(こうじん)
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【2007/12/11 09:39】 | 煉香 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
薫物  1
薫物(たきもの)==煉香

かつて宮中で、お香は衣服に焚きしめたり、お部屋用などに用いられました。
現代のお茶席で使用するのは、風炉の季節には、
香木を、炉の季節には煉香を使用します。
これからは煉香について書いてみます。

平安時代中期に、宮中御料と定められた
薫物の中の香の銘に「六種の薫物」が創られました。
茶席でよく使用される「梅ケ香(うめがか)」は煉香中の最高位のものです。
春--梅ケ香    夏--荷葉   秋--菊花   冬--侍従と落葉
四季を通じ、またはお祝い事に--黒方(くろぼう)と定められて
王朝貴族の世界に伝え続けられました。

六種の薫物 (むくさのたきもの)

黒方---心憎い  なつかしい香り  (黒は季節の色、方は合わせ方)
梅花---花やかに 今めかしい香り  
荷葉---しめやかで 涼しげな香り  (荷は蓮で、その葉)
菊葉---みにしむ香り
侍従---なまめかしい なつかしい香り
落葉---もののあわれを 感じさせる香り


煉香

蜜で練り、黒い丸薬状です。印行と同じく直接火をつけるではなく、
香炉等で炭団を用いて焚く。
各茶道家元のお好み

   表千家==紫野
   裏千家==松重、宿の梅、若松、坐雲
   官休庵==此の花
   宗へん流==宝久
【2007/12/02 21:00】 | 煉香 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
香の十徳
香は仏壇に線香を供えますし、先述のようにお茶の時は、
灰のにおいを消す役目と共に、心を静めると言われますし、
邪気を払うとも言われます。そこで昔から香を焚くと
十の徳が得られるといわれる事を記述してみます。

    感格鬼神  かんはきじんにいたる     感性は研ぎ澄まされ
    清浄心身  しんしんをきよらかにする   心身を清浄にする
    能除汚穢  よくおわいをのぞく       よく汚れを除き
    能覚睡眠  よくすいみんをさます      よく眠りをさます
    静中成友  せいちゅうにともとなる     静けさの中に友をつく る
    塵裡偸閑  じんりにひまをぬすむ     忙しい中に落ち着きの ある時を
    多而不厭  おおくしていとはず       多くても飽きない
    寡而為足  すくなくしてたれりとなす    少なくても足りる
    久蔵不朽  ひさしくたくわえてくちず    長時間納めておいても 朽ちない
    常用無障  つねにもちいてもさわりなし  常に用いても差し障りない
【2007/11/26 18:53】 | 煉香 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
煉香原料説明 4
ラベンダー
 紫蘇科。花の部分を乾燥させて使用。製油には、殺菌作用、弱い鎮静作用 28種類ある。

カモミール
 きく科。花の部分を使用。抽出液はストレス緩和作用、エジブト産

薄荷(はっか)
 紫蘇科ミント。中国産

橙皮(とうひ)
 だいだいの成熟果実の皮を乾燥したもの。粘膜刺激作用。ハイチ産

青木香(しょうもっこう)
 うまのすずくさ科

薫陸(くんろく)
 クンロクコウ類より分泌する樹脂。半化石状樹脂。インド、イラン原産。

没薬(もつやく)
 ミルラ。フウロソウ目カンラン科ミラルキ属の樹脂。防腐剤。

乳香(にゅうこう)
 オリバナム。乳香樹の樹脂。抗菌作用、鎮痛、解毒作用、聖書にもたびたび出る。
 以上が香りの原料です。

蜂蜜、木炭、松煙をいれて作ります。
【2007/11/20 21:40】 | 煉香 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
煉香原料説明 3
零陵(れいりょう)
 さくらそう科。草を乾燥。濃い香り 健胃剤 

大ウイキョウ
 もくれん科の多年草。スターアニス、爽やかな清涼感のある甘さ。香辛料。
 胃の薬。フェンネルとは別物

吉草根(きっそうこう)
 おみなえし科のカノコソウの根を乾燥したもの。特有の強い臭いあり。

龍涎香(りゅうぜんこう)
 アンバークリス、マッコウクジラの病的結石といわれる。アラブと中国。
 現代は化学香料がほとんど。

椨(たぶ)
 たぶの木の皮、クスノキ科。粘着剤、糊分。インドネシヤ、タイ、奄美諸島、台湾。
 イヌグスともいう。
 霊の宿る木とされている。霊の木。老樹で木目が巻雲紋のものをタマグスといい
 評価が高い。
【2007/11/20 21:38】 | 煉香 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
煉香原料説明 2
カンフル
 クスノキの抽出物を精製してとる
 水蒸気蒸留⇒カンフル(粗製樟脳)と油⇒油は⇒蒸留塔で減圧分留
⇒再製樟脳⇒粗製樟脳、
 再製樟脳⇒昇華 精製を繰り返す⇒精製カンフル===D-カンフル(天然カンフル)

甘松(かんしょう)
 おみなえし科、根ゃ茎を乾燥して使用。ムッとするような香り。沈静作用。

かっこう 
 紫蘇科の多年草、川緑を乾燥したもの。パチュリ=「香りの強い草」の意味 
保香性、持続性がいい。

安息香(あんそくこう)
 エゴノキ科の樹木の樹液。ゴムを取るように採取。
 松ヤニ的感触。甘だるい香り、保香、安定剤、呼吸器 系に薬効。ベンゾイン。

麝香(じゃこう)
 麝香鹿のオスの香嚢(こうのう)、ムスク、悪臭。一頭から30~60gとれる。
 香りが矢を射るように遠くまで 広がるの意味。雲南省、ネパール、チベット、
 四川省あたりがトンキンムスクと呼ばれ最高級品、シベリ ヤモンゴルにも。
 生息地域により香りにかなり差がある。

【2007/11/20 20:58】 | 煉香 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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