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有職御木具師(ゆうそくおんきぐし)
木具師の扱う茶道具は、広範囲です。
茶器、香合、水指、蓋置、建水、煙草盆、食籠、縁高、干菓子器、
花台、炭台、など作られます。

京都上京区小川通に「橋村 萬象(ばんしょう)」さんの工房が有ります。
橋村家は古くから「有職御木具師」として、
天皇家や公家の生活必需品木製品全般を作る家柄でした。
桓武天皇による奈良より遷都の時、京都に移ったといわれる。
代々「又左衛門」を名乗っていましたが、大徳寺管長より「萬象」の名を拝命
以来「橋村萬象」を名乗ると共に茶道具を専門に手がけるようになり、
今三代目を昨年二月に襲名した。

 4つの技法と3種類の木
1、湯曲げ
 薄い板に熱湯をかけ、熱いうちに曲げていく技法だが、
 熱によって曲げるというよりも、それ以前の工程で丸く曲がるように
 木を削っていくところに要点がある。茶器、香合など
2、引曲げ
 角になる部分をのこぎりでひいて曲げる。八寸、折敷(おしき)、縁高、花台など
3、折だめ
 板の全体、一定間隔に鋸を使って引き目をいれる。
 引き目が深ければ木は切れるし、浅ければ折れるし
 同じ力加減を保ちながら注意深く曲げて曲線をつくる。棗、食籠など
4、角切だめ
 二か所を小刀でV字型に切り込むことによって、九十度になるようにためて曲げる。
 茶器、利休形の炭台

何れも髪の毛一本あるかどうかという、微妙な厚みを残して木を引き又、
切り込みをいれる極めて高度な技術である。


【2009/05/28 06:57】 | お抹茶の今昔 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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